今日は王道ともいえる最強の節税について紹介しますね。
ただ、資金繰りにも影響してきますので慎重に判断は必要です。
その名も「経営セーフティ共済」です!!
またの名を「中小企業倒産防止共済」とも言います。
略して「倒産防」
名前を聞くだけだとなんだか、
「ただの共済でしょ?保険か何か?」みたいな感じですよね。
まさにそうなのですが、使い方によっては
そうでもないのですわ。
というのは、
国がやっている機関で年間240万円まで一括で経費化できるんです。
「んんんん?????なんだそれ???」ですよね?
要は、経営セーフティ共済に加入し、240万(上限)を振り込んだとします。
そしたら今期の経費として240万円を損金扱いして貯金しておくことができるんです。
ここで、ピンときた方はすばらしい!!
そうなんです。
例えば今期の黒字が100万の見込みがあったとします。
すぐさま240万を経営セーフティ共済に入金すれば
赤字140万で決算できるんですわ。
凄くないですか?笑
しかも、「独立行政法人 中小企業基盤整備機構」という国の機関が
運営しているですから安心。
しかも1社MAX800万円まで貯金ができるのですわ。
後は加入していれば万が一取引先が倒産して資金回収できなかった時に
借り入れができたりもするそうですが、そこは今回は想定外としておきますね。
ただ、40ヶ月以上払い込みをしていないと
解約時に元本割れしてしまうというデメリットもあります。
あと掛金の一部を引き出す事が不可で、
例えば800万を経営セーフティ共済に貯金していたとして
100万円だけ解約って事ができないという事です。
なんだか残念な仕組ですね笑
ですので、私が考える現実的な運用としては、
①起業当初はなるべく節税し、貯金をしたいから加入(本来は創業から数年間は黒字)
②上限の800万円が貯まりました
③社員を雇うから800万円を人件費に充てる(本来なら大赤字になるところを共済の出金によりペイ)
このような事をすると創業当初は節税して、
お金が必要となった時に出金して充当する事ができますよね。
まさに資金繰りですな。
最後に注意点です。
この「経営セーフティ共済」は2期目からしか加入できないので、
初年度の方は節税からはこのプランは外してくださいね。
弊社は現在2期目に入りましたので、
今期から活用開始!!と考えております。
ただ、資金繰り的に本当に大丈夫か!?というのをシュミレーションしてて
検討中して感じですね。
以上です。
参考になったらうれしいです。